先日に図書館へといって何冊か借りてきました。
お目当ては池内紀さんの「亡き人へのレクイエム」ですが、ネットをみていました
ら、この本には野呂邦暢さんについての文章があるということで、それで手にしてみ
ようと思ったのです。図書館の蔵書検索をしてみましたら、ちゃんとあって、しかも
借り出しされていないというので、早速に足を運んでみました。
- 作者: 池内紀
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2016/04/20
- メディア: 単行本
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できずで、図書館システムで検索をしてみましたら、これは281の棚にあるとありま
した。図書館で281といいますと伝記となります。この本は、追悼録なのですが、
伝記という分類になるのですね。
帯には「ペンによる肖像画 28人」とありました。昨日は、このなかから菅原克己
さんのところを引用したのですが、当方がなじみの人もいれば、はじめて名前を聞く
方もありです。名前の知らない人こそ、さてどういう方なのかと興味がわきます。
当方が初めて名前を聞く人は、森崎秋雄さん姫路の画廊主人、松井邦雄さんラジオ
プロデューサー、大江満雄さん 詩人。
各人に割り当てられた文章は、短いもので読みやすいので、気に入ったものについ
ては何度か読み返すことにしましょう。
気難しそうな印象のある独文学者 川村二郎さんについての4頁の文章がとてもうれ
しいものです。自宅で椅子にすわって本を読んでいるうちにいつのまにか亡くなって
いた川村二郎さんは、本を読む人にとってあこがれの人であります。亡くなって何年に
なるのだろうかと思って検索をかけてみましたら、亡くなったのは2008年2月8日とあ
り。
そろそろ祥月命日でありますか、これを機会になにか川村さんの本でも読んでみること
にいたしましょうか。