本の値段の高い、安いというのは本当に難しいことであります。
これなら値段が高くともしょうがないなと思うのが普通でありまして、逆に値段が
安いと、それはどうしてなのかなであります。
最近の書店でよく見かけるもので、函入りにもかかわらずずいぶんと値段が安いな
と思うのは、次のものであります。
- 作者: 宮内庁
- 出版社/メーカー: 東京書籍
- 発売日: 2015/03/27
- メディア: 単行本
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せんので、これはスポンサーがついていてできることですね。
先日に新聞広告を見ていましたら「大正天皇実録」が復刻するとありましたが、も
ちろんセットで、かなりの値段がしていました。
- 作者: 岩壁義光,宮内省図書寮
- 出版社/メーカー: ゆまに書房
- 発売日: 2016/12/23
- メディア: 単行本
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れた本のことに小沢信男さんが書いていると、池内紀さんが「亡き人へのレクイエム」
で紹介しています。
- 作者: 池内紀
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2016/04/20
- メディア: 単行本
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- 作者: 小沢信男
- 出版社/メーカー: 西田書店
- 発売日: 2011/03/01
- メディア: 単行本
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「すっきりとした装丁の美しい本だった。五百頁をこえるのに、どうしてこれだけの
値段でできたのか不審に思っていたが、挿みこみの栞に小沢信男さんが、焼け跡から
出てきた(注 菅渡克己さんの自宅が焼け、未亡人がその火事で亡くなられた)郵便
貯金通帳のことを書いている。サンチョはドン・キホーテを案じて、小さなお金を
積み立てていた。」
このようにしてできあがる本もあるのですね。これでも高いと感じる人もいるので
しょうが。
- 作者: 菅原克己
- 出版社/メーカー: 西田書店
- 発売日: 2003/07
- メディア: 単行本
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経費を勘案して定価をきめることになりです。
昨日に届いた「みすず」の巻末の出版案内を見ておりましたら、次のものがありました。
- 作者: 富田武,長勢了治
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2017/01/26
- メディア: 単行本
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する人は、どのくらいいるのかですが、ものすごい時間と手間がかかったものであると
いうことは、出版案内の文章をみてもわかります。A5版 1008頁 18000円税別
とあります。これは高いのか、安いのかです。もちろん必要としていた人にとっては、
圧倒的に安いということになるのでしょう。