明日から師走

 月が変わる前に出版社からPR雑誌が届きました。
 12月は勤め人にはボーナスがでたりもするわけですから、すこしは財布の紐がゆる
むことを期待しての出版物などがあってもいいのにと思いながら、各PR誌をながめ
ておりました。
 しかしそれにしても、12月の新刊にわくわくする本、でるのが待ち遠しく感じる本
がないことです。これは多分にこちらのテンションが下がっていることと関係がある
と思うのですが、こちらのアンテナにかかってこないところに、当方の求めるものが
あるのではないかと、ネットで巡回をすることになります。
 このように思っていたところに、次の本の刊行案内をいただきました。
もちろん、初めてお名前を聞く作家さんのものでありました。ずいぶんと高額の本で
ありまして、これならば内容見本がなければ、とうてい手がでないことです。

深沢夏衣作品集

深沢夏衣作品集

 せっかくですので、内容見本をすこし大きくして掲げてみることとします。




 推薦のことばが、高良留美子さん、籠島雅雄さん(元「群像」編集長)、小沢信男
さんなどが寄せています。当方は小沢さんがすすめているものは気になるのでした。
それでも、無職の年金生活者にこの値段はちと厳しい。
 それでこれまで発表された単行本で入手可能なものはと思っていましたら、それを
見つけることができました。まずは、手始めにこの作品を読んでみることにします。

夜の子供

夜の子供