年の初めは音楽で

 年越しは、宇多田ヒカルさんの「花束を君に」を聞いておりました。
年末に宇多田さんの出演するものがいくつかありまして、それを録画して繰り返し
見ていたのであります。
当方が見た順でいえば「クリスマスの約束」「SONGSスペシャル」そして「紅白」で
あります。
 「花束を君に」は、NHKの朝ドラマ「とと姉ちゃん」の主題化でありましたが、何年
も休業していた彼女の久しぶりの楽曲で、彼女のファンはその時に喝采をあげたので
しょうが、当方はやはり彼女は並でないなと思っただけで、彼女の新しいCDを聞く
こともなしでありました。
 それが、この年末になって「花束を君に」でしびれてしまいました。ほんとに彼女
はすごいことで。(「紅白」をこの何分かのためだけに見ていた人もいるでしょう。
ちなみに当方は山本彩さんがセンターに入ったときにも拍手をしていましたよ。)

 お正月といえば、TVはしょうもない番組ばかりとなってしまうのですが、本日は午後
から教育テレビ(いまはEテレというようです)にチャンネルをあわせておりました。
これまで評判がよかった特集の再放送ですが、どの番組も女性を取り上げた番組ばかり
で、当方の92歳となる母は、車いすから身体を乗り出して画面を見つめていました。
お正月くらい、こういう番組を見たいものです。
 本日の夜はウィーンフィルニューイヤーコンサート」放送がありまして、それを見
物していました。今年の注目は35歳と若い指揮者が起用されたことです。
出身はベネズエラとクラッシック音楽世界では主流とはいえないところからでてきて、
スターとなった人のようです。ウィーフィルは、これまでオーケストラを牽引してきた
ベテランたちが、次々と引退して世代交代と体質改善をなさなくてはいけいないという
ことで、これまでの慣習をやぶって女性をメンバーにし、世界最高レベルを維持しなが
ら、新しい試みをしてきているとのことです。
 それにしてもベネズエラの音楽メソッドから、このような才能が生まれてくるという
ことは、まだまだ世界に希望の種はあるということですね。
 本日は当方の子どものような年齢の指揮者に元気をもらいました。