終日自宅に

 雪が降って、その後気温があがり雨となって、雪が溶けて、歩道はつるつる状態で
す。これでは外にでるのもおっくうになります。その上、本日の午後にはさらっと
した雪がつるつる歩道の上に降ったので、これは室内でじっとしているに限ります。
 午後からは日課ならぬ週課としているパン作りに取り組みです。北海道産の小麦粉
(半分は全粒粉で)を使った素朴なもので、毎日食べても飽きないものをということ
でやっています。

 仕事を完全にやめたら全粒粉を使ったパン作りをというリクエストがありまして、
中断していたパン作りを何十年ぶりかで復活したことになりです。時間に余裕がある
のですから、そのうちに天然酵母をつかってやりましょうとはなっているのですが、
これはもうすこし時間をくださいであります。
 パン作りは粉をこねるのがたいへんでありますが、それはレディスニーダーという
こね機の力を借りて済ませています。焼き上がりまでの時間は3時間ほどで、発酵な
どを待つ時間には、タイマーをかけながら本を読むことが可能となりです。
今週は、このあとクリスマスギフト用にアップルパイ作りが待っています。明日は
煮リンゴを作ってから、パイ生地をのして、明後日にはこれを焼いて完成させます。
 手作業は、生活保守とならないために必須のことでありまして、このようなこと
をしていますと、つくづくと家庭の主婦というのは大変なことと思うことです。
 それはさて、本日にパン焼き作業をしながら読んでいた本であります。

読書と日本人 (岩波新書)

読書と日本人 (岩波新書)

 早くに購入して、すこし読んでいたのですが、これまで中断状態でありました。
津野海太郎さんは大学の先生であったのだと納得の著作です。日本人がどのように
読書をしていたかの「日本人の読書小史」を前半に、「二十世紀読書論」を後半に
おいた概論となりです。
 もともとは「二十世紀読書論」を書こうと思ったのがスタートで、それを調べて
いるうちに「わが国にはまとまった『読書史』」がないことに気づいたのが、この
ような本になったとのことです。
 そうした意味からは、前半のほうが勉強になりましたですね。
津野さんは「二十世紀は読書の黄金期」といっていまますが、当方は、ほんと良い
時代に生をうけたと思うことです。