オレが買わずに

 本日、外出したおりに町の本屋に立ち寄りましたら、ここで次の本を発見です。

 岡崎武志さんのブログを拝見(http://d.hatena.ne.jp/okatake/20161207 )しま
したら、ひさしぶりにヴァラエティブックができあがって、とってもうれしいという
気分が伝わってきました。先日の大型書店めぐりの時に、手にすることができないかと
思っておりましたが、そのときはその本がでた気配する感じることができませんでした
のに、本日はその大型書店とくらべると在庫点数は1%もないという町の小さな本屋
さんで、この本を見つけました。よくぞ、この本をこの店に配本してくれたものと卸の
中央社に感謝しながら、オレが買わずに誰が買うとばかり、大人買いをしました。
 その昔の晶文社本のファンであります当方は、バラエティブックという趣向が好きで
あります。この本の岡崎さんのあとがきにもある晶文社からでた岡崎さんの「雑談王」
とか坪内祐三さんの「古くさいぞ」は、文章はともかくとして、レイアウトとかデザ
インワークでバラエティブックとしては、ちょっとさびしいものと思っておりました。
(これは当時の晶文社の力が落ちていたからでありましょう。)
 当方が手にしたもので、いかにも晶文社流バラエティブックと思われる一冊は小西
康陽さんの「これは恋ではない」でありまして、今回の岡崎さんの本は、かなりそれを
意識して作られたかな(ということは、良い時代の晶文社本)と思われました。
雑談王?岡崎武志バラエティ・ブック

雑談王?岡崎武志バラエティ・ブック

古くさいぞ私は

古くさいぞ私は

これは恋ではない―小西康陽のコラム 1984‐1996

これは恋ではない―小西康陽のコラム 1984‐1996

 「雑談王」の頃とくらべると、岡崎さんが年功を重ねたせいでしょうか、今回の本の
ほうが、岡崎さんらしさがでているように思います。きっと原書房の編集者が力をいれ
てくださったからでありましょう。いい本になってよかったこと、いつもブログを無料
で楽しませてもらっている当方は、それのお礼もこめて購入であります。
 原書房の編集者 百町さん(この珍しい名前の人が札幌にもいますね。)と、これを
当方の近くに配本してくれた中央社に重ねて感謝します。これからしばらく楽しめそう
です。