ちくま 7月号到着

 数日前に「ちくま」7月号が到着しました。いつもの月よりも数日早かったように
思います。出版者PR誌は月が変わるのを待っていたかのように届くというのがパター
ンでありましたが、最近は前月末につくのが珍しいことではなくなっています。
なかでも一番早く着くのが「ちくま」で、それも今回は、さらに数日早いことです。
「ちくま」巻頭におかれているのは、ここのところ橋本治さんのコラムですが、話題
は「東京都知事」であります。
「それにしてもすごいのは、東京都ですね。桝添くんの前の都知事は、・・バカげた
ことを人前で実演して、任期途中で辞めざるを得なかった猪瀬直樹で、その前は
『やっぱ国政に戻るわ』でこれまた任期中に投げ出した石原慎太郎で、その前は・・」
 そういえば、前回の都知事選で桝添さんが当選したときに、このような結果となった
ことは対立候補の一本化ができなかったことも含めて、わたしゃ恥ずかしいよとメール
をくれた友人がいましたが、これじゃ「ノック」を知事に選び、そのあと「橋下」に
引き回された大阪のことを笑うことはできませんね。
 橋本さんの文章の最後のくだりです。
「東京の人間は気取っているから、スマートそうな気がするように見える文化人系の
候補が出てくるんだろうけれど、・・・都民の方で『気取ってちゃだめだな」と反省
すべきだな。」
 この文章が書かれた時は、桝添さんへの大批判ははじまっていたのですが、まだ辞職
となる前でありました。
 そしていま、次は誰を擁立するかでありますが、どうやらどこも今回のことにこりて
しまって「大衆的人気」を得ることができる候補には声をかけることができないようで
あります。