明日から落ち着くか

 北海道新幹線の開業にはあまりときめくことがなかったのですが、14日からの大阪
場所は、日々楽しみにして見ておりました。
 当方のひいき力士は、本日で今場所の取り組みをすべて終え、後は来場所の番付が
どうなるかの結果まちですが、昇格がなるということは、一方では陥落があるという
ことで、人の不幸を待ち望んでいるようなのは、あまり気持ちのよろしいことでは
ありません。まあそれが勝負の世界ということでしょうか。大阪場所は、あと一日あ
るのですが、当方のなかでは終わったも同然か。
 相撲部屋訪問をしたときに一緒に写真をとってもらった木瀬部屋常幸龍関は、怪
我からの回復が十分でなく、スピード出世したころの勢いが見られません。本当に勝
負の世界は厳しいことです。
 昨日にいった本屋と本日のブックオフで、各一冊の本を購入です。

 講談社文芸文庫のワイドシリーズの第一弾三冊に、野呂邦暢さんのものが入りまし
た。野呂さんの文芸文庫に収録作品が、もうすこし増えてもいいように思いますが、
この「草のつるぎ、一滴の夏」の元版は、ずいぶんと昔に刊行となっていますので、
このワイド版はお得な感じを受けます。これから野呂さんのものが文芸文庫にはいる
となると、けっこうな値段になりそうですね。
 しかし、この文芸文庫ワイド版は、字が大きく、値段も手頃でありがたい。
 ブックオフでは、次のものを。
光の闇

光の闇

 佐伯一麦さんの作品が扶桑社からでていたかと思って、手にしてみましたら、これ
は雑誌「en-taxi」に掲載されたものを一冊にしたものとわかりました。それなら扶桑
社であって当然であります。これが掲載されていたころの「en-taxi」には購入してい
たものもあったはずですが、その時に、このなかの作品を読んだという記憶がありま
せん。
 表紙絵は、岩手県立美術館収蔵の松本竣介「水を飲む子供」です。当方が北海道
新幹線にのるとすれば、それは宮城と岩手の県立美術館へといくためであるようで
す。