「シニア左翼」ですか 2

 本はいまだ手にしていなのですが(手にするどうかもわからないが、立ち読みはし
そうです。)、「一冊の本」で「シニア左翼とは何か」の著者である小林哲夫さんの
文章を目にしたものですから、この本についてを話題にしています。

 昨日に、これのことを話題にしていて、まあこのくらいで終わりにしましょうと
保存することにしたのですが、なんとうまくネットに接続ができていなかったよう
で、それまで記していた文章がすべて消えてしまいました。一年に何度かこういう
ことはあるのですが、なんとも脱力であります。その後、とりあえず、また頭から
打ち始めたのですが、なんとなく集中力が続かずで、それで本日につながったような
ことになります。
 「一冊の本」で小林さんは、このように記しています。
「シニア左翼にとって、孫、ひ孫のようなSEALDsの登場は大きな衝撃を与えた。」
当方は、「SEALDs」の活動をあまり身近で見る機会がなかったり、その主張に耳を
傾けることがなかったりで、「大きな衝撃」を受けることはありませんでした。
当方にとっては、彼らは息子世代でありまして、孫とかひ孫たちをみるような立場に
たつことができないからかもしれません。若い人たちが社会に関心をもたなくなって、
政治にも無関心という思いこみが、衝撃を受けた人たちには強すぎるのでしょう。
 見開き2ページからなる、今回の小林さんの文章の最後はこうなっていました。
「このように、シニア左翼は少子高齢化社会にあってまだまだ元気だ。
 シニア左翼は若い世代を鼓舞するなど社会を変えるようなインパクトを持ちうるか。
60年安保や全共闘の同窓会的な集まりでノスタルジーに浸るだけで終わるのか。日本
社会の行く末を考える上で、彼らをフォローしていきたい。」
 本日、米国では、今年の大統領選候補を絞り込むための予備選挙がありまして、こ
れまでの常識では考えられない候補が、片方の陣営で勝ち残りとなりそうなことに
なっています。このような候補は、大統領選では大敗を喫するというのがこれまでの
例ですが、ほんとに一心同体の同盟国が、とんでもない国家になったら(いまはどう
なのかですが、過去には?)、昨年の安保法案などは、とんでもないものということ
になりますでしょう。まして、憲法の改正などもです。
 過去からずっと、憲法改正自民党の主張の大きな柱といわれますが、以前は、
しかしその時期ではないという人たちの力が強くて、それを前面に強く押し出すこと
はありませんでした。いまは、自民党のなかから、いまはその時期ではないという声
が聞こえてくることがなく、それも含めて、今は不思議な政党となっています。