図書館に本を返して、また次のものを借りてきました。昨日のことです。
借りずになかをのぞいてきたのは、「山川方夫全集」筑摩書房の第七巻でした。
昨日は山川方夫さんの命日でした。1965年2月19日に交通事故にあい、翌20日お亡く
なりになったのでした。亡くなったのは、あとすこしで35歳というところでしたが、
いま思うにずいぶんと大人であったという感じがします。亡くなって50年が経過し
ましたので、すでに作品は青空文庫での公開が始まっています。
ということで借りてきたのは、慶応つながりともいえる一冊
- 作者: 長谷川康夫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2015/11/18
- メディア: 単行本
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当方よりも二学年上で、70年代から活発な活動をしていたのですから、見ていて
も不思議ではないのですが。当方はその頃の東京にはまったく縁がなかったので
すから、見ていないというよりも、見ることができなかったということでしょう
か。
これは読みやすいので、読むのは難しくなさそうです。本日にページをめくった
ところで印象に残ったのは、43ページに掲載されているつかこうへいさんが撮影し
た「堀田百合子」という女性のポートレート。これが見られただけでも、この本は
収穫ありです。
次は、これです。
- 作者: 山崎佳代子
- 出版社/メーカー: 書肆山田
- 発売日: 2014/04
- メディア: 単行本
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した。
三冊目は、これ。
- 作者: 小林信彦
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2015/05/11
- メディア: 単行本
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「ハイアセンは2004年に、その辛口コラムでディモン・ラニアン賞を受けているが」
とあるではないですか。先日まで話題にしていた「ディモン・ラニアン」を冠した
賞があったのですね。
これに続いての章にあったくだり。この時の小林信彦さんは81歳であります。
「センチメンタルだと笑われるかも知れないが、大島渚、谷啓その他その他、やは
り会っておくべきだった。
若いときに、いつでも会えると思っていた人が、ふっと消える。トシというもの
は、そうなのだと思う。」
当方はそんなトシだとは思っていないのですが、昨日にすこし年長の先輩が急に
亡くなったとの知らせがあり、本日に自宅に弔問にいってきました。「いつでも
会えると思っていた人が、ふっと消える」というところを実感することです。