学ぶべき教訓 2

 リベラル派は、草の根右派のこつこつと地歩を固めた活動に学びたまえと、斎藤
美奈子さんにいわれることであります。そのとおりなのでしょうね。
リベラル派といわれると、どちらかというと左翼勢力と重なるのですが、その左翼
というのを労働組合が下支えしているとすると、大きな企業の労働組合とか公務員
の組合がともに、自らの権益をまもるために、とっても保守的になったというのが、
草の根右派につけこまれることになったのでありますね。
 現在の民主党の状況は、はたからみても、なさけないほどでありまして、これを
軸にして改憲勢力がはびこるのをとめることができるのかなと思うことです。
 そんなことを思っておりましたら、本日の昼には朝鮮半島の共和国が「水爆の実
験」に成功したと発表です。これの真偽のほどはわからないのですが、三代目、
四代目となって劣化するのは世の東西を問わずでありまして、これと比べると、
この国のはまだましであるかと思ってしまうことです。
 昨年に内閣を改造したあとでは、スキャンダラスな話題になった新大臣もいたり
して、これをなんとか国会を開かないことで逃げ切ったとおもったら、国会で代表
質問がはじまる直前に、政権にとっては願ってもない共和国からのビッグニュース
のおかげで、問題大臣のことなど小さい小さい(そのとおりではありますが。)と
なってしまいました。
 共和国は共和国でどうにもならんと思うけど、この国の借金まみれの在り方も
相当に悲惨であると思いますが、教訓から学ばないという国の未来は暗いことで
あります。