借りている本 2

 中村真一郎さんは「歴史上、稀な例外ではないか」といっているわけですが、この
ような実例は、急激な西欧化を目指す途上国には、ままあることなのでしょう。
どこがそうであるのかあげることはできませんが、植民地であった国や欧米に学べと
いって国家を急旋回させたところにありそうです。
 これにより失われていく文化をどうするかでありますね。過去の文化といっても
大した物ではないので、失われてもしょうがないとするのか、それともそれに価値を
見出して守り育てていくのかです。
 ということで、和文の読みの能力を向上させるという講座に出席をしてきました。
この町の博物館で開催の「古文書講座 初級編」であります。午前、午後の各2時間
変体仮名、くずし字のごくさわりのところを、お勉強です。古文書に関心のある方、
書道をされていると思われる方、当方のようなもの好きさんが集まって、若い講師か
ら教えを受けていたのですが、とにかくたくさん目にしていましたら、だんだんと
かるようになりますからといわれるものの、つとめてその機会をもたなくてはさわり
だけでおわってしまいそうです。
 江戸時代には「よみかきそろばん」というのが、子どもたちがおさめるべき手習い
であったわけですが、この時代の「よみかきそろばん」は、「英語、パソコン、プレ
ゼン」能力のことをいうようであります。