早足で諫早散歩 2

 諫早を訪れて、地元の人に案内を頼むこともなしに文学散歩をしてみようという方
への案内であります。
 まずは情報を得るために諫早市立図書館へといってみることにしましょう。平日は
19時まで開館していました。(土日は17時までとのこと。)
 JR諫早駅でおりましたら、同じ駅に乗り入れている島原鉄道を利用して本諫早駅まで
移動します。本諫早駅をでますと、すぐ前に図書館と市役所、そして諫早高校がありま
す。
 この図書館には、諫早出身の詩人 伊東静雄、作家 野呂邦暢、脚本家 市川森一 
この三人の資料が展示されています。

 もともと一番のビッグネームは詩人の伊東静雄さんでありますが、最近はすこし影が
うすいかもしれません。
 それにかわって、近年、諫早を代表する文化人といえば、野呂さんであるようです。
これは野呂さんが諫早で作家活動をしていたことや地元の応援団の熱さがすごいこと
などによってひきおこったことでしょう。
 全国の野呂さんファンが諫早へとひきよせられるのは、野呂さんの作品もさることな
がら、地元の熱さを感じるためでもあるでしょう。

 ここにあります資料を見ていましたら、一日あってもたりませんです。そんなに時間
がないという時には、図書館カウンターへといって、文学碑の場所を確認してみて下さ
い。
 当方は、まだ作成途上ですがとことわりがはいりましたが、諫早文学散歩というA4の
資料をいただきました。

 さて、この絵図にありますなかから野呂さんの文学碑からめぐってみることにします。
絵図にありますように、図書館そばの道を体育館方向に早足で5、6分歩きますと、
上山(じょうやま)公園駐車場がありまして、その一角に文学碑がありました。当方は
てっきり小高い丘のような公園をのぼって、その上の平らなところに文学碑はあるのだ
ろうと思っていましたので、これは意外でありました。

 当方が、今回の旅に持参しました二冊の集英社文庫本を備えて文学碑をぱちりです。
文学碑は「諫早菖蒲日記」からとられていますが、あえてそれは持参せずでした。