早足で諫早散歩 4

 早足で諫早散歩となったのは、十分に時間をとることができなかったためでありま
す。お墓へといったのは朝6時から7時過ぎまでの1時間ほどでありましたので、これ
はけっこうハードなことでありました。その朝9時の列車で諫早を離れることになって
おりましたから、なんとしても時間内におさめる必要がありました。
 野呂邦暢さんの終焉の地となった住居跡へは本諫早の駅から19時過ぎにスタートし
てむかいました。住所は旭町とあります。これで検索をかけてみますと、大きな敷地
の空き地とおぼしきところがありまして、結果からいいますと、この場所が野呂さん
住居跡でありました。
 図書館の絵図面でははっきりとしないのですが、銀行のところで曲がり、川の手前
で右におれると、すこし歩けば旭町という表示があり、そこを歩いていたら諫早漁業
協同組合発祥の地という石碑がみえれば、そのすぐの大きな生け垣の土地が、住居跡
でありました。なんとなく普通の住宅にお住まいであったと思いがちですが、由緒あ
るお宅に借り住まいをしていたのでした。

 ちょっとぴんぼけでありますが、電信柱の先までが敷地です。すごく広いことです。
 この生け垣のところに掲示板がたっています。

 立派な石造りの門を入りますと敷地が見えてきます。


 碑文には井戸のことがでてきますが、これはその昔から残っているものでありま
しょう。

 気になるところを写真におさめていたのですが、どんどんとあたりは暗くなってき
ました。

 このあたりをもうすこしめぐって見たかったのでありますが、真っ暗になってきて、
ほとんど不審者の雰囲気となっていますので、ここでこの地の調査を終了でした。