本日の朝日新聞読書欄「思い出す本 忘れない本」に田中小実昌さんの本が登場で
す。これを取り上げているのは、タワーレコード社長 嶺脇育夫さんであります。
嶺脇さんという方はどういう人かというと、本日の新聞では「熱心なアイドルファン
で知られ」とありました。そういえば、どこかでこの人がとりあげれているのを目に
した記憶がありました。
この嶺脇さんが紹介しているのは、「コミさんほのぼの路線バスの旅」であります。
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いだくにいたったかというと、それは嶺脇さんが好きな殿山泰司さんのエッセーに
良く登場するからだそうです。どんな人かと思っていたところ、たまたま見つけた本
が上記のものだそうです。
これを読んでから、どんどんと田中小実昌さんにはまっていくのですが、その徹底
ぶりにはすごいものがありです。
「田中小実昌と1行でも出てくれば本でも雑誌でも買っています。こんなに集めるの
はほかにBerryz工房とさくら学院(いずれもアイドルグループ)くらい。ご遺族とも
知り合って、日記を見せてもらったこともあります。」
アイドルグループと田中小実昌さんがまったく同列でならぶというのがすごいこと
でありまして、なかなかこういう嵌り方をする人はいないと思います。
「(田中作品で)一番読んだのは連作小説『ポロポロ』ですね。」とありまして、
これに添えられたコメントも納得するものです。
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