二月にサクラとは、これいかにであります。
いまだに沖縄へといったことはないのでありますが、沖縄では二月に桜が咲くと
いうことであります。
しかし、二月にサクラといっても、これは桜の花のことではありませんです。
当方が二月にはいってから、2週続けてミニシアターで見物した安藤サクラの映画
のことでありました。このところむかうところ敵なしという感じで、快進撃中の
若き怪優 安藤サクラ主演映画は、昨年に公開された「0.5ミリ」と「百円の恋」が
この町のミニシアターで、連続して上映されるといううれしさです。
安藤サクラさんが出演した映画は、たくさんあるのでしょうが、それはほとんど
見ることができていないのですが、主演作はいずれも話題となって、いまやミニ
シアターの女王という風格です。
「かぞくのくに」での不機嫌顔が印象に残りましたが、主演となる彼女を含む家族
の在り方自体にインパクトがありまして、そうした家族と二つの国(それこそヘイト
スピーチで祖国に帰れと罵倒される側とする側)の間で、はさまれてしまう娘さんの
自立(アイデンティの確立)にむけて踏み出すというお話でしょうか。
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を演じます。この作品は、最初からサクラさんをあてて書いたものでありますので、
サクラさんの魅力がいっぱいでありました。オムニバス映画のごとくでありまして、
坂田利夫さん、津川雅彦さん、柄本明さんなどが、ある意味サクラさんのカモ(?)
となるのですが、なかでは坂田さんとのやりとりが軽くてよかった。津川さんが
長々と話をするくだりは、津川さんが拉致被害者を取り戻すという政府公報ポスター
のイメージとだぶって、すこしつらかったことです。
最近は一人暮らしの男性の財産を目当てに近づく人のことが話題になることがあり
ますが、そのような印象を受けることなく、現実は現実として、メルヘンのような
仕上がりとしたのは、監督の腕とサクラさんの魅力でしょう。
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なり、近くのボクシングジムに入門して、ボクシングにはまるという話ですが、
予告編にもあるように、ぶくぶくに太ったサクラさんが、厳しいトレーニングを経て
別人のようになるところが見どころです。やりきれないような現実も描かれているの
ですが、現実は現実として、元ニートのサクラさんは、きっかけをつかむことができ
たろうかです。
ということで、二月は安藤サクラさんの映画で大いに楽しんだという話ですが、
もうひとつ二月はサクラさんでありまして、彼女の誕生日が二月で、なんと当方と
生まれた日が一緒、なんのことはない、これがいいたかっただけかもしれません。