本日は映画館へ

 本日は、午前、午後、夕方からと予定をたてて、それをなんとかこなしました。
なかなか充実した一日でありますが、夕方からは久しぶりに映画館へと足を運び
ました。
 この町にあるミニシアターで「かぞくのくに」を上映していて、それを見物に
いっていたものです。大きな予算をかけた映画とかコミックスが原作となる映画
などは、あまり食指が動かずでありまして、ちょっと渋いめの小さな映画が好み
であります。このミニシアターには、しばらく足を運んでおりませんでした。
本日は三回の上映であったようですが、当方がはいったのは18時からの最終回で、
40席に7人の観客でありました。これは、このシアターとしては平均的な客数で
ありましょう。
 この映画を見てやりましょうと思ったのは、一つにはこのテーマに興味がある
ことと、あとは主役の安藤サクラさんがどんな女優さんかと関心があったからで
あります。
 分断国家というのは、いまでは朝鮮半島にのみ存在するのでしょうか。
かっては、東西ドイツとか、南北ベトナムというのがありましたが、いずれも分断
に終止符が打たれ、国は一つになっています。これらの国は、すべて第二次世界
大戦後の冷戦構造のなかで誕生したものです。冷戦というのはUSAとUSSR
の対立構造をいうのですが、USSRという国が、今は存在しないのであります
からね。
 分断国家というと、我が国にも可能性はあったのでしょうかね。分断国家に
ならずに済んだというのは、占領政策のおかげでありましょうか。こらが分断
されていたら、どうなったかというのを小説にしたのが、矢作俊彦さんの
「あ・じゃぱん」でありました。
 日本を分断するとすれば、どのへんで切るのかは議論の余地があるところです
が、北日本にある我が町は、どちらにしてもUSSRの占領下となって、そのまま
社会主義体制の独立国となったのでしょうか。アテンション・プリーズ(という
のは、矢作さんの小説にあるフレーズです。)