くれの二十八日

 「くれの二十八日」というのは、もちろん内田魯庵の小説のタイトルからの借用で
あります。家のどこかに岩波文庫本があるはずですが、あれはすこしでも読んだの
だったろうかです。

 本日は空港まで帰省する家族を迎えにいったのですが、その時に空港ターミナル
にある書店に立ち寄りました。ここで購入したものであります。
BRUTUS (ブルータス) 2015年 1/15号 [雑誌]

BRUTUS (ブルータス) 2015年 1/15号 [雑誌]

 ブルータスは年に数回の読書特集を組んでいます。ブルータス特集とはあまり
相性はよろしくないのですが、正月休み用に、これを確保です。 これまでほとんど手にもしたことがない「男の隠れ家」シリーズの別冊になるので
しょうか。「小さな出版社のおもしろい本」ということですが、地方の個性的な出版
社が125社あがっています。有名なところから、当方がはじめてきくところまでであり
ます。マイナーな出版のファンには、「ブルータス」よりもこちらのほうがおすすめ
であるようです。
 あと一冊は、これ。
この人を見よ: 小林秀雄全集月報集成 (新潮文庫)

この人を見よ: 小林秀雄全集月報集成 (新潮文庫)

 今月、このタイトルの本を話題とするのは、二回目であります。先に話題としたのは
後藤明生さんの小説ですが、今回のは「小林秀雄全集月報集成」のタイトルでした。
しかしどうして「この人を見よ」なのでありましょう。