講談社現代新書がスタートして50周年となるのだそうです。最初の一冊がでたのは
1964年ということですから、当方は中学生でしたが、そのことは覚えておりません。
1964年といえば、なんといっても東京オリンピックが開催となった年でありまして、
そのことはかなり覚えています。「講談社現代新書」創刊と東京オリンピック開催を
一緒にすることには無理があるようです。
「講談社現代新書50周年」という冊子が、今年の4月にでていて、それを入手して
おりました。
これの第一部は「社会・出版そして講談社現代新書の50周年」というものですが、
74ページにわたって、時代背景とその時々の現代新書が取り上げられています。
この現代新書で、当方が最初に購入したものはなんであったろうかと思っていました。
頭に浮かんできたものがありましたので、それを検索してみましたら、1964年刊行と
ありましたので、ひょっとしてこれは創刊の一冊かなと思いましたが、早い時期の一冊
ではあるものの、創刊の一冊ではなかったようです。この本がすぐにでてくるところに
あればよろしいのですが、最初の頃の装丁となる現代新書は、めったにみかけないこと
です。
- 作者: 渡辺一夫
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1964
- メディア: 新書
- この商品を含むブログを見る
健三郎さんの文章に接してから、その師匠である渡辺一夫さんを知ったことによりま
す。この本が刊行されて3、4年が経過してしたはずですが、入手した本は増刷され
たものだったでしょうか。
ちなみに「現代新書」創刊の三冊というのは、都留重人「経済学はむずかしくない」
池田弥三郎「光源氏の一生」、南博「現代を生きる心理学」だそうです。