買った本とか欲しい本の話はでるけども、読んでいる本の話題にはなりませんですね。
まあ読む時間が足りなくて、ページをかせぐことができてないから、こういうことに
なるのですね。とりあえず、最近読んでいる本についてです。
しばらく前から読んでいて、まだ読み上がっていないのが、次のものですね。
![韃靼の馬 韃靼の馬](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41AJ4CeC2NL._SL160_.jpg)
- 作者: 辻原登
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2011/07/07
- メディア: 単行本
- クリック: 6回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
し集中して読めば、とっくに終わっているはずですが、ずいぶんと時間がかかることで
あります。全部で600ページほどですが、あと200ページ。
主人公は阿比留という姓ですが、これは対馬では普通にある名前とのことです。
阿比留文字というのがあるのもはじめて知りました。江戸時代の対馬藩というのは、
朝鮮との交易を幕府にかわって取り仕切っていたとあります。
対馬を舞台とする小説というのは「神聖喜劇」だけではありませんでした。
朝鮮からの使節を受け入れるために、各藩がものすごいお金を費やしているのを見て
驚きました。
購入してすぐにすこし読んだままで、もったいないからといってほってあるのが、
金井美恵子さんの新作です。
![お勝手太平記 お勝手太平記](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/5175OfCTIZL._SL160_.jpg)
- 作者: 金井美恵子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2014/09/30
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (22件) を見る
昨日に届いた「一冊の本」11月号(朝日新聞出版)に連載の金井さんのコラムには、
次のようにありました。
「九月の末に上梓した書簡体小説『お勝手太平記』を連載していた間、『太平記』と
いうタイトルを『恋愛太平記』につづいて、図々しくというか、くどく再び借用した
せいもあって、谷崎潤一郎全集の随筆の巻を楽しみながら読み返していて、是非この
連載のなかで書きたいことがあったのだが、機会を逸していた。次回で触れたいと
思う。」
「お勝手太平記」読むと谷崎潤一郎全集が読みたくなるというのは、金井さんの
ねらいであるようですが、「書きたいことがあった」というのは、どのようなことで
あったのでしょう。