仕事帰りに本屋へ

 本当に最近は新刊書を入手するのに苦労することです。いつもぐちるのでありますが、
いまから40年ほどまえに、この街に移り住んできたのは、すこしましな本屋があった
からですが、その当時のましな本屋だけでなく、ほかの本屋もすべて看板をおろして
しまいました。ネット大手のアマゾンは、すべてのリアル店舗を駆逐するというような
ことを会社の方針としているようですが、アマゾンがそのように力まなくとも、地方の
書店はばたばたと廃業していまして、書店で立ち読みする楽しみが失われそうです。
 本日は仕事帰りに本屋によってきたのですが、探している本は見つからずでこれは
この街では注文をしなくては入手できないのかもしれません。先日立ち寄った全国
チェーンのしょぼい本屋では店頭で見つけることができず、検索をしてもらった結果、
この店には入荷していませんといわれました。このくらいのものでもはいらないかと
がっくりです。どんどんと、この店の棚が見栄えしなくなっているのは、売れないか
らでありますか。売れないと入ってこない、入ってこないと棚がさびしくなる、そう
なると足が遠のくであります。
 目指す本はなかったのですが、その時に気になる新刊を見つけて、これをどうしま
しょうかと迷って棚にもどしてしまいました。本日は、その店に立ち寄り、その本を
購入しました。

ドミトリーともきんす

ドミトリーともきんす

 不思議なまんが家 高野文子さんのひさしぶりの新作となります。前作は「黄色い
本」でありましたが、このようなものがコミックになるのかと驚きました。
高野文子さんの作品を最初に目にしたのは、今年亡くなった友人が、その昔に送って
くれた「漫金超」に掲載されていた「田辺のつる」でありましたが、あまりコミック
の世界には明るくなかったのですが、その後にこの作品が話題になったことを知りま
した。