国内「亡命」者 3

 昨日に丸山真男さんの検索をしていて、本日が命日であったことを知りました。
8月15日に亡くなったということは記憶に残っておりませんでした。最近では丸山真男
さんのお名前であったも目にすることが少なくなりました。本日は、手持ちの丸山さん
の本でもひっぱりだして来てみてやりましょうと思ったのですが、「戦中と戦後の間」
はでてきませんでした。たぶん探している場所が違うのでしょう。
 そろそろ丸山真男さんのものなど文庫にはいってもいいのでしょうが、文庫の場合は
どれになるのでしょうね。文庫は岩波でお似合いですが、その場合は未来社で出版した
ものが一番わかりやすいでしょう。(昨日の小尾さんの本によりますと、未来社刊の
「現代政治の思想と行動」はコンスタントに売れているので、未来社にとっても重要な
一冊であると読める記述がありです。)
 昨日に丸山真男さんの発言として小尾さんが紹介している。「萩原延壽君の『読書
周游』のようなものを」というのは、もちろん「書書周游」が正しいことです。

書書周游 (1973年)

書書周游 (1973年)

 それにしても、この「書書周游」なども文庫にはいってもいっこうに不思議ではあり
ませんが、朝日選書というシリーズの一冊となってでて、さらに復刊された経緯がある
せいか、それでがまんということでありましょうか。