最近手にした本 2

 本日は七月七日で七夕であります。当方の住むあたりでは、旧暦で七夕を行うの
ですが、七夕といえば七月のほうがふさわしいことです。本日の七夕は、残念なこと
にお天気がよろしくないようで、なかでも沖縄、九州は大変なお天気のようです。
 七夕といえば、「星娘忌」でありました。まもなく没後50年となります。
月日のたつのは、とても早いことですね。
 それはさて、最近手にしたのは、先日に拙ブログで話題とした作家 山本昌代さん
のものであります。どうして作品を発表しなくなってしまったのかという疑問をもつ
のですが、これについての何か手がかりはないだろうかであります。

手紙

手紙

 ウィキペディアを見ますと、これが一番最後にでた作品集となります。なぜか岩波
からです。これには作品が五つ収録されていますが、岩波の「世界」に初出のものが
一つありで、それが縁になったのでしょうか。
エルンストの月

エルンストの月

 あまり聞いたことのない版元でありますが、検索をかけてみましたら、今も活動を
しているとありました。主に精神医療分野の図書をだしているようです。
この会社とのことは、次のエッセイ集で話題としています。 どなたかのブログを拝見しましたら、山本昌代さんが付き合いの深かったS社との
ことが、この本には書かれているとありまして、購入したような次第であります。
 現在、山本昌代さんの小説を刊行しようという出版社はないのだろうか。