本日の話題 2

 ロシアでの冬季オリンピックがはじまって、各放送局は特別番組を組んで放送してい
ます。なかでも熱心なのはNHKでありますが、これはいつものことながら、今年は、
NHK会長や経営委員の適格性が問題となるような事態があったばかりですので、自分の
会社のえらいさんをニュースで取り上げることは勘弁してとなりますと、五輪中継に
力がはいりますでしょう。なんといっても、オリンピックというのは国威発揚の場で
ありまして、いたるところに日の丸でありますからね。
 若い人たちが実は日の丸大好きというのは、最近のサッカー代表チームの応援風景
を見たら感じることでありまして、若い人たちの右傾化とこうした応援風景には通底
するものがあるのでしょうか。
 先日に大きな本屋さんへといって、書棚の前にたっておりました。すこし気が滅入い
ることもあって、なにか気晴らしにつながるような本を購入しましょうと意気込んで、
軍資金としていただいた図書カードを持参していたのですが、書店で気になっていた
何冊かを手にしたのですが、えいやっと購入することができずで、そのまま書棚に
戻してしまいました。

この人を見よ

この人を見よ

 どういうわけか後藤明生さんの古書は値が高いですね。そのむかしに河出書房から
でた「新鋭作家叢書」は、当方の好きなシリーズですが、大半の作家は千円するかし
ないかで入手可能でありますが、後藤明生さんは、その倍ほどの値段です。
「この人を見よ」は、雑誌に連載されるも未完で放置されていたものを一冊にした
ものです。これに大枚を投じるのであれば、まだ入手できていないものを何冊か購入
したほうがいいだろうかと思ったのですが、思ったよりも後藤明生の本は高かったと
いうのは、古書価を調べての印象であります。