先日の大人買いであります。(このくらいで大人買いというのが淋しいことで、これ
は初老買いでありますか。たくさん買っても読むことが出来ずに積まれる一方であるの
ですから、いいかげんにしなさいといわれそうで。)
まずは、後藤明生さんのものです。ずっと前から買わなくてはと思っていた国書刊行
会からでたコレクションの一冊です。
これを抑えておきます。それにしても、このコレクション、どのくらい売れているの
かな。
もう一冊も後藤明生さんです。このところ後藤さんのものを熱心にだしているつか
だま書房のもの。

- 作者: 後藤明生,多和田葉子,坪内祐三
- 出版社/メーカー: つかだま書房
- 発売日: 2017/12/24
- メディア: 単行本
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撃ち」を読んだくらいで、あとはぽつぽつと気になるものを買っていましたが、まった
く熱心な読者とはいえずでした。それが変わったのは「しんとく問答」を手にしてから
で、それも当方が関西へと通うようになって、後藤さんの大阪での旧宅が、ご近所にあ
ることがわかったことによります。
それから後藤さんの代表作とか、未刊であった「この人を見よ」を読んで、現在に至
るであります。年譜をみましたら、後藤明生さんが亡くなったのは67歳とのこと。
当方も後藤さんが亡くなった年齢に追いついてしまいました。
つかだま書房さんは、数日前に後藤明生さんの引き揚げ三部作を刊行されました。
つかだま書房のページには、次のようにありました。
「後藤さんが生涯にわたって『通奏低音』のように語り続けてきた『引揚体験』を
テーマにした『夢かたり』『行き帰り』『嘘のような日常』の長編3作品を1冊にまとめ
ました。」
「夢かたり」は持っているのですが、他の二冊はどうであったでしょう。つかだまの
一冊本も気になることで。

引揚小説三部作: 「夢かたり」「行き帰り」「嘘のような日常』」
- 作者: 後藤明生
- 出版社/メーカー: つかだま書房
- 発売日: 2018/04/02
- メディア: 単行本
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