戦いすんで

 昨日の夜、20時となった瞬間にTVでは、ニュース速報で都知事選挙の結果を伝えて
いました。選挙の投票が終わって、まだ開票も始まっていないのにもうはや当選確実と
いわれても、こちらは事情に疎いせいもありまして、どうしてそういうことになるのか
ぴんときませんでした。
 投票前の土壇場になったところで、このままでは勝ち目がないので、どちらかの候補
が降りて、一本化できないかという話が聞こえてはおりましたが、この場に及んでで
あります。
 この一本化協議では、2、3位の候補の得票を合計したときに、一位の候補者を上回
ることがあったら、無念であるということのようでしたが、結果をみる限りにおいては
それは杞憂であったようです。
 それにしても、なにが驚いたといって、極右候補と思える人がすごい票を集めたこと
であります。とくに若い人たちの票がこの人に集まったということは、この国の将来に
不安を抱かせます。
 ほんと一昔前でありましたら、このような極右の候補は、ほとんど泡沫であったの
ですが、いまやほとんど無視できない勢力となっていることがわかっただけでも、今回
の選挙には意味があったか。
 こうしたことを背景に、積極的平和主義といって改憲をめざす政権には、はっきりと
だめといいたいものです。