おともをして大型店へと行った時に合わせて購入した本を話題にです。
文庫も新書もそうでありますが、当方の行きつけの本屋さんでは新刊で見つ
けた時に購入しておかなくては、数ヶ月で姿を消してしまうことになりです。
なかには入荷しなかったのではないかと思えるものもあって、ほんとに文庫
や新書の確保でこんなに苦労するとは思ってもみませんでした。
チェーンの本屋さんで新書棚の前に立っていたときに、探していた中公新書
の二冊を発見することになりです。この機会をのがしてはいけないとありがた
く買わせていただきました。
一冊は富田武さん「シベリア抑留」であります。シベリア抑留に関する新書
などは買うようにしていたのですが、どうしてこれを見逃していたのか不思議
であります。
著者の富田武さんは「シベリア抑留」を研究テーマにしている方で、昨年に
みすず書房からでた本で知ることになりました。 先日に読んだ松家仁之さんの小説「泡」の参考図書として、この新書があがっ
ていたこともあって、これは読んでおきたいと思ったものです。
いまだにあとがきをのぞいたくらいでありますが、そこの最後には次のように
書かれていました。
「本書を、今年9月12日(日本時間)に、ウズベキスタンに仏教遺跡発掘にでかけ
られた先で客死された加藤九祚先生(享年94)に捧げたい。先生は朝鮮半島出
身、シベリア抑留で大変な苦労をされながら、つねに楽観的で、笑顔を絶やさない
方であった。抑留経験を『シベリア大学で学んだ』と言い放てる人は少ない。」
まさか富田武さんの「シベリア抑留」が加藤九祚さんに捧げられていたとは
知らなかった。
vzf12576.hatenablog.com 合わせて買ったもう一冊は、明日にでも。