本日は仕事に

 大型連休の後半がスタートといわれていますが、当方のお休みはなかなか大型には
なりません。本日は何の日であったかは、新聞をみますとわかりますが、憲法記念日
であります。
 以前より敗戦によって押しつけられた憲法であるので、これを廃して自主憲法
制定するという動きはあったのですが、それは少数派であったように思います。
 しかし、自主憲法制定まではいかないまでも時代にあわない憲法は改めて当然と
いう考えが多数派を形成しそうな状況には違和感を感じずにはいられません。
憲法が時代に合わなくなったら、当然のことながら解釈だけではどうにもならなく
なって、改正をする必要がでてくる(そうでなくては、訴えを起こされると違憲判決
ばかりになる)のは、理解できるにしても、それをどのようにして合意形成をして
いくのか。
 どうやら、次の国政選挙の争点は憲法改正の手続きを変更することの是非となり
そうであります。当方のあまり好きでないタイプの人々が、声高に改正を訴えていま
す。多くの犠牲をはらってやっと獲得した戦後民主主義日本国憲法でありますが、
主権回復を記念するというのは、戦前の体制への回帰をめざすことでしょうか。
 すでにとっくに戦後ではなく、戦前となっているのでありますが、次の戦争は当方
が健在の内におこるのでありましょうか。
 連休のなかですっかり国民の生活に定着した感のある「憲法記念日」でありますが、
これがハッピーマンディのように取り扱われないようにしたいものであります。