二度目の正月

 昨日から二度目の正月気分であります。お正月に帰省することができなかった家族が
ここで休みをとって戻ってきたものです。本日は朝からお雑煮をいただき、お年玉を
わたしたりもしました。旧正月にはまだ日がありますが、家族が揃いましたら、お正月
気分になることです。
 とはいっても、長い休みにはなりませんので、あわただしく戻っていくことになるの
です。
 ここ何ヶ月も読んでおりました「細雪」を読み終えてから
「ご冗談でしょう、ファインマンさん」岩波現代文庫 を読みついでいます。上下二冊
でありますが、すこし根を詰めて読めば、そんなに時間はかからないのでしょう。
なにをもたもたですが、まあそんなにあせって読むこともなしです。
 著者のファインマンさんは、亡父よりも二歳年長であります。生きていた時代はほぼ
同じでありますが、世界はずいぶんとことなります。
本日読んでいたところで、一番の驚きは、プリンストン大学の大学院生の時に、研究
テーマについての発表を行ったときに、それを聞きに来たなかにアインシュタイン
教授がいたと書いていたことであります。アインシュタインなんて、ほとんど歴史上の
人物と思っていましたが、ファインマンさんが学生であった時代には、いまだ現役の
教授であったのでした。
 このファインマンさんの本には、暦年がほとんどでてきませんが、ファインマンさん
プリンストン時代は1939年 - 1943年とありますので、日本では戦時下体制がとられ
ていた頃です。これを見ても、戦争をたたかっているという気分がうかがえないことで
あります。