仕事帰りにブックオフといっても、本日は仕事がおやすみでありましたし、
ブックオフにも足を運ぶことがなしでした。できればいきたかったのでありますが、
お休みの日は、いろいろとやることが多くてです。
そんなわけで、金曜日にブックオフで購入してきた本の続きであります。
以前にいきつけのブックオフへといったときに、端本で並んでいた文庫版全集の
数冊を購入したのでありますが、先日に残りが見つかりましたので、これで
全集のすべてを確保することができました。揃えるまでは読まなくてはいけない
のでありますが、そろってしまうと安心してしまって積ん読になるというのは、
いつものことです。
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「『札幌の郊外の支笏湖のホテルに来ております。あと二週間ほどこちらに留まる
予定ですが・・・』
北海道と雅楽の取り合わせは、いささか突飛だが、実は雅楽の義理の甥が札幌の大学
の先生をしていて、夏には、昨年も一昨年も、招かれて老人は行っているのである。
・・・
私はタクシーを拾って、札幌までの弾丸道路を左に折れるコースで支笏湖へ行った。
湖畔のホテルは、ドライブウェイの終着地点から対岸にあるので、車をおりてから
また舟に乗らなければならない。」
主人公の歌舞伎役者 中村雅楽さんから、声をかけられて、語り手の新聞記者が
北海道の支笏湖を訪れるくだりでありますが、その昔、札幌から千歳をつなぐ国道
は弾丸道路と呼ばれていました。