今年も「海鳴り」 2 

 「海鳴り」は編集工房ノアの出版活動の背景にあるものを紹介するのが目的の雑誌で
ありまして、自社出版物の販売促進は二の次のようなところがあります。
最近のTVなどを見ていましたら、一日にいくつもの番組に顔をだして自分の出演映画の
宣伝をするのをよく眼にしますが、こういうのを見慣れてしまうと、ノアさんももう
すこし宣伝してもいいのになと思ってしまいます。宣伝して売れるようなものを作って
はいませんのでといわれそうですが。
 ということで、あちこちの編集工房ノアのファンたちが、口コミとかで宣伝するわけ
であります。
 今回の「海鳴り」24号の表紙と裏表紙のところを掲げてみることにいたしましょう。

 すこし大きめにしましたので、これでしたら表紙の文字(目次となっています。)も
見ることができるでしょうか。
 今回の「海鳴り」で一番のおすすめになっているのは、裏表紙にある杉山平一さんの
詩集ですが、こちらのほうは、次のようになります。

 杉山さんは、健在であれば6月2日に「現代詩人賞」の授賞式にでることになっていたの
でしょうか。あと、すこしであったのに。
 本日は吉田秀和さんの逝去の報道がありました。22日に亡くなっていたものですが、
吉田さんは杉山さんよりも一歳年長で、高齢の著述家たちが姿を消していくのはさびしい
ことであります。