旅の空から 3

 これまでは旅行にでたら、どこででも古本屋めぐりをしたのでありますが、今回は
さっぱりであります。すこし古本熱がさがってしまったでしょうか。
 本の置き場に困っていますので、本を買うためには、そうとうに考えなくてはいけ
なくなっています。買うためには、整理をしなくてはいけないのかなと思う、今日
この頃です。
 今回の旅では、私鉄の駅に隣接のブックオフをかけあしでのぞきました。ここは
最安値が200円でありました。つきあいで一冊買いましょうかとも思ったのですが、
特に食指の伸びるものは見当たらずです。こちらのテンションが下がっているときは、
獲物はつりあがらないものです。
 新刊本屋は、編集工房ノアとSUREの本が常備されているところへいきました。
今回の旅では山田稔さんの「日本の小説を読む」SURE刊を購入することにしていました
が、これが店頭にならんでいる本屋は、いくつもないですよね。
 「日本の小説を読む会」の会報は、その昔に二冊本として刊行されたのですが、これ
は限られた範囲での配布ですから、一般には流通していないと思われます。これを
再構成して刊行されたのが、今回の山田稔さんの本ですが、巻末には、会がとりあげた
作品のリストと、その報告者が掲載されていて、これが興味深いことです。
 しかし、山田稔さんの最近の本のほとんどが、ノアとSUREからでるというのは、
喜ぶべきことでしょうか。
 さて、昨日に続いて紅葉のレポートですが、京都の街なかで眼についた紅葉です。
山の紅葉よりも、すこし早いめでしょうか。