本を手にすると、すぐに「あとがき」に目がいくようでありますが、その前に「目次」
であります。
小沢信男さんの「あの人と歩く東京」は、次のようになっています。
プロローグ・荷風東へゆく 「ちくま日本文学全集 永井荷風」解説 92・5
東京遍路帖・同行二人の巻 「東京人」二ヶ月おき連載(原題「同行二人・東京を
あるく」) 91・2〜92・11
・ 古今亭志ん生「黄金餅」追跡 上野から麻布まで・南北縦断
・ 内田百けん「東京日記」とともに 山の手と下町・東西往復
・ 木村荘八「東京繁昌記」を手に 隅田川河口から
・ 中野重治「街あるき」をたずねて 両国橋を渡って
・ 久保田万太郎句碑を巡って 浅草から湯島まで
・ 辻征夫「隅田川まで」とともに 向島満歩
東京フィールドノート 「公評」連載(原題「東京つれづれ」)91・8〜93・1
・ 隅田川船遊び
・ 鳥越夜祭り
・ 朝顔市とほおずき市
・ 高輪泉岳寺界隈
・ 永田町漫歩
・ 酉の市
・ 明治神宮初詣
・ 富岡八幡宮の大神輿
・ 小石川植物園界隈
・ 本郷菊坂界隈
・ 市ヶ谷・神楽坂
・ 池袋駅西口とその周辺
・ 池袋・谷端川・千早町
・ 王子飛鳥山界隈
東京犯科帳
・ 長谷川平蔵と石川島人足寄場 佃島いまむかし 「東京人」89・11
・ 真説池田亀太郎伝 出歯亀を追って大久保界隈 「新潮45」91・2
(原題「八十三年ぶりの『出歯亀』」)
・ 焼跡の空の下 皇居前広場の四十余年 「アサヒグラフ」89・8
(原題「どこまでも青く広い空が・・」
・ 宮崎勤と新開地 五日市と東雲団地 「Midnight Press」89・10
東京タイムトンネル
・ 安藤鶴夫『巷談本牧亭』後日談 「ちくま文庫『巷談本牧亭』解説 」92・3
・ ノッポビルと忘れ物 「東京人」90・3(原題「ノッポビルを見上げる日」)
・ 楼蘭の美女に見られる 「財界展望」92・11
・ モースと「武玉川」 「楽市」 91・7
掌篇・大塚少年 「うえの」91・10