小沢信男著作 167

 本を手にすると、すぐに「あとがき」に目がいくようでありますが、その前に「目次」
であります。
 小沢信男さんの「あの人と歩く東京」は、次のようになっています。

 プロローグ・荷風東へゆく 「ちくま日本文学全集 永井荷風」解説 92・5 
 東京遍路帖・同行二人の巻 「東京人」二ヶ月おき連載(原題「同行二人・東京を
               あるく」) 91・2〜92・11 
   ・ 古今亭志ん生黄金餅」追跡 上野から麻布まで・南北縦断
   ・ 内田百けん「東京日記」とともに 山の手と下町・東西往復
   ・ 木村荘八「東京繁昌記」を手に 隅田川河口から
   ・ 中野重治「街あるき」をたずねて 両国橋を渡って
   ・ 久保田万太郎句碑を巡って 浅草から湯島まで
   ・ 辻征夫「隅田川まで」とともに 向島満歩

 東京フィールドノート   「公評」連載(原題「東京つれづれ」)91・8〜93・1 
   ・ 隅田川船遊び
   ・ 鳥越夜祭り
   ・ 朝顔市とほおずき市 
   ・ 高輪泉岳寺界隈
   ・ 永田町漫歩
   ・ 酉の市
   ・ 明治神宮初詣
   ・ 富岡八幡宮の大神輿
   ・ 小石川植物園界隈
   ・ 本郷菊坂界隈
   ・ 市ヶ谷・神楽坂
   ・ 池袋駅西口とその周辺
   ・ 池袋・谷端川・千早町
   ・ 王子飛鳥山界隈

 東京犯科帳
   ・ 長谷川平蔵と石川島人足寄場 佃島いまむかし 「東京人」89・11 
   ・ 真説池田亀太郎伝 出歯亀を追って大久保界隈 「新潮45」91・2
     (原題「八十三年ぶりの『出歯亀』」)  
   ・ 焼跡の空の下 皇居前広場の四十余年 「アサヒグラフ」89・8
     (原題「どこまでも青く広い空が・・」
   ・ 宮崎勤と新開地 五日市と東雲団地 「Midnight Press」89・10

 東京タイムトンネル
   ・ 安藤鶴夫『巷談本牧亭』後日談 「ちくま文庫『巷談本牧亭』解説 」92・3
   ・ ノッポビルと忘れ物 「東京人」90・3(原題「ノッポビルを見上げる日」)
   ・ 楼蘭の美女に見られる 「財界展望」92・11
   ・ モースと「武玉川」  「楽市」 91・7

 掌篇・大塚少年  「うえの」91・10