ブロンテ 実生活の視点 2

 いかにも拙ブログで「ブロンテ」を話題とするというのは、当方に似合わないことで
あります。英国の作家のことが登場するのは稀ですし、ブロンテ姉妹の作品はほとんど
読んでいないことです。
 それもこれも小野二郎つながりでありまして、小野さんの「紅茶を受皿で」には、
昨日に紹介した「ブロンテと芸術」(大阪教育図書)と一脈通じるものを感じるので
ありました。
 すこし切り口は違うのでありますが、小野さんの本と「ブロンテと芸術」で通じる
ところについて見てみましょう。
「フランス料理や中国料理といった、少なくともある統合的体系性をもつものと較べた
ら、イギリス料理などというものはそもそもないし、当のイギリス人だってイギリス
料理とはいわぬ。・・ともあれ私はイギリス人が何を食べ、何を食べてきたかには
興味はある。できたら味わいたいとも思う。イギリス学を志すからには、それは当然だ」
 イギリス学を志すということは、まずくともイギリス料理を毎日のようにいただく
覚悟はできているぞということのようです。