野呂邦暢さんは、諫早に住んで亡くなった作家でありますから、諫早には野呂さん
のことをよく知る人たちが多くいらして、「諫早通信」という冊子を発行しています。
これは平成16年からの刊行とありますが、その10年ほど前にでたものに、次のものが
あります。
この本の著者である中野章子さんは、かって諫早にお住まいになり、本のあとがき
に「諫早市立図書館などで、野呂をよくみかけたが、あんなに早くなくなると
わかっていたら、声をかけていたのにと思う。」と記しています。
この本は、95年5月13日に刊行されたものですが、野呂邦暢に関するまとまった
著作としては、もっとも早い一冊で、貴重な写真なども収められていて、おすすめ
の一冊です。
この本のことは、野呂邦暢の作品を偏愛する作家佐藤正午さんの「豚を盗む」
(光文社文庫)で取り上げられていましたので、これで、知るようになりました。
- 作者: 佐藤正午
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2009/03/12
- メディア: 文庫
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いらっしゃいますが、時々に野呂邦暢のことが話題としてとりあげられます。
http://suzaku62.blog.eonet.jp/default/2010/03/post-6c58.html