本日は野呂祭り

 今年の野呂邦暢さんを追悼する「菖蒲忌」(5月最終日曜)はにぎやかになり
そうです。今回もみすず書房さんがやってくれました。いつからみすずはこのような
出版社になったのでありましょうか、白難解といわれるイメージとはうってかわって
緑色の表紙カバーがかかった「大人の本棚」の一冊です。

夕暮の緑の光 (大人の本棚)

夕暮の緑の光 (大人の本棚)

 本日、帰省した息子に「夕暮の緑の光」を買って来てくれるように頼んであり
ました。行きつけの本屋で、見つけて確保できたと連絡はあったのですが、やはり
実物を手にすると格別なうれしさであります。野呂さんの本は、06年に「愛についての
デッサン」がやはり「大人の本棚」にはいりまして、遅れてきた読者たちは、みすず書
房に感謝しなくてはいけないですね。
 本日は、三月末で仕事を一年早くに切り上げた友人の退職祝いに贈った本が、せっか
く贈ってもらったが、これは持っていたので返すということで「小さな町にて」が
戻ってきました。「小さな町にて」は、けっこう珍しいので、これは持っていない
だろうと、持っていることも確認せずに贈ったのですが、さすがであります。結局、
彼のところにおさまる予定であった本は、本日に運び屋をつとめてくれた息子の
ところにおさまることになりました。めでたしめでたしです。