京都カフェ散歩

 本日に本やへといきまして「京都カフェ散歩」という文庫を購入しました。
( 川口葉子著  祥伝社黄金文庫  800円  平成21年10月刊 )

京都カフェ散歩―喫茶都市をめぐる (祥伝社黄金文庫 か 17-1)

京都カフェ散歩―喫茶都市をめぐる (祥伝社黄金文庫 か 17-1)

 これを購入したのは、近々に京都へと遊びに行く予定があるからではありません。
この文庫本で紹介されているカフェのトップに「直珈琲」があったからです。
この店の紹介文には、次のようにありました。
「2008年の夏、京都姉小路通りで、蒐集家向けの限定本で名高い湯川書房
ひっそりと幕を閉じた。ご主人が亡くなられたと聞いた。しばらく空き家となって
いた書房跡地に、同じ年の暮れに誕生したのが直珈琲である。店主の渡辺直人さん
がひとりでカウンターに立ち、お客様を迎える。・・・・
 楢材の清々しいカウンターの前に、椅子がわずかに六脚。土壁を彩るのは奈良
時代の須恵器から頭を垂れる白いあけびの花と、照明の濃淡だけ。自然素材を
用いて潔くシンプルに徹した空間は、数寄屋造りの茶室を思わせる。簡素だから
こそ、ぽんと置かれるうつわの姿や、談笑する人々の姿がくっきりと浮かびあがる。」

 湯川書房にゆかりの人々は、湯川さんになじみの場所を巡礼のようにしているので
すが、終焉の地となった京都姉小路の旧書房の跡は、さしずめメッカとなるので
しょうか。
 湯川書房ゆかりの地めぐりで、珈琲店といいますと、大阪時代にいかれた店の
ことを、紹介していただいたことがありますが、湯川書房にゆかりのガイドなども
あればいいのにです。