先日にJUN-JUN先生のブログを拝見していましたら、その日はまど・みちおさんの
誕生日とあり、さらにまどさんを尊敬していた阪田寛夫はすでになく、娘の大浦みずき
も亡くなって、まどさんは誕生日前に悲しかったことだろうと記されていました。
当方は、その日から大浦みずきさんについて話題としていたのですが、果たして
まどさんは、大浦みずきさんのことをご存知だったのでしょうか。
阪田寛夫さんには「まどさん」とか「童謡でてこい」という著作があります。特に
前者はまどさんを知るための基本的な図書になります。
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阪田寛夫さんの「童謡でてこい」河出文庫には、「童謡でてこい年表」というのが
あります。ここには昭和26年のところに「ぞうさん」まどみちお作があるのです
が、これにつけた阪田さんのコメントには、次のようにあります。
「 この歌には、たいへん世話になっている。昭和40年頃から、私はもう25年間、
ぞうさんのことを考えるようになって、まだ卒業していない。」
11月21日付け「朝日新聞」別刷では、まど・みちお「ぞうさん」を取り上げていま
す。これを書いた新聞記者は、「ぞうさん」について、百歳のまどさんに直接あって、
聞いてみたとあります。この結果、まどさんの言葉として「詩は、読む人が受け取り
たいように読んでくれればうれしいです。」というのを紹介しています。
まあそうなのでありましょうが、それでは「阪田寛夫」さんが25年も考えて、
いまだ卒業していないというのがあほらしとなりますでしょうよ。