帖面舎の本 2

 昨日に入手した帖面舎の本「明日に新しく」は、文庫サイズよりもすこしスリムと
いうのでしょうか。幻冬舎文庫は、他社のものよりすこし幅がせまいのですが、それ
よりももっと幅せまく感じます。新書で寸が短いといったらいいのでしょうか。
 昨日に届いていた包みをといて、本を手にしたときに一番に感じたのは、これは
なにやら研究社からでていた「ミニ英和辞典」の革装のものに雰囲気がにているなと
いうものであります。セロハンに書名が印刷してあるとありましたが、なるほど
セロハンを外すと、本体の表紙にも背中にも文字はありません。
「サンパン」にあります「明日に新しく」のデータは以下のようなものです。
「昭和37年11月25日 90×143ミリ 上製丸背貼函入りオビ 表紙平の
ステッチと昔のバンド部分を空押し 題字著者名を白で印刷したセロハン掛け
 本文 9ポ 全256ページ 定価500円 挿画 麻生三郎 限定1000部」

 この本のタイトルについては、著者である福原驎太郎さんが、帯にかいてありました。
「みな新聞に書いたものである。だいたい正月に始まって、師走に終わっているが、
しかし、いつどこへ書いたということは問題でなく、明日に新しく生きることを
心がけた、その時折の感想を記録したものというつもりである。]