「古本道場」2

 昨日に「古本道場」ポプラ文庫を話題にいたしましたら、道場主であり
ます岡崎師匠からコメントをいただくこととなりました。
 天網恢々ではありませんが、このようなところまでめくばりをいただき
いい人であるな、さすがにそのむかし学校の先生をしていただけのことは
あると、へんなほめかたであります。
 この世には、自分の悪口がブログでかかれているのではないかという
観点から、自分の名前というキーワードで、見張っているような人もいる
のでしょう。目配りと見張りというのは、目つきは違いますが、やっている
ことは同じなのでしょうか。(そんなことは断じてない。)
 本日もポプラ文庫「古本道場」から話題をいただこうと、商品紹介から
画像をいただこうと思って検索をかけてみましたが、元版は画像があるので
ありますが、この文庫版は、残念ながら?マークで書影を得ることはできな
かったのであります。(そのうち画像はのるのでしょうね。) 
 この文庫本にはおまけで単行本にはない、「古本道場 実践編」というの
があります。これと角田さんの海外古本やツアーを目にするだけでも、この
文庫本はお買い得といえます。
ちなみに岡崎武志師匠が宿題としてだした実践編では、岡崎さんがすすめる
探求書リストというのがあります。すべて文庫本でありまして、その入手
難易度をAからCで分類をしています。
 このリストの10冊のうち、小生にひっかかったもの。

「 ・ 金井美恵子『春の画の館」 講談社文庫
  金井の旧著、絶版本探す若い女性読者は多い。これは姉 金井久美子と
 組んだ詩画集で、単行本は73年に思潮社からでている。
  文庫本のほうもめったに見ないが、こちら8百円から千円。そこを安く
 見つけるのが腕という物だ。
  ・ 植草甚一「ジャズ・エッセイ 1、2」河出文庫
  古本と雑学と散歩が好き。植草甚一は、われら古本教徒の教祖のような
 人だ。文庫には長らく収録されなかった人だが、ジャズエッセイを新たに
 編集し直して、二冊にまとめた河出文庫は偉い。」
 
 金井美恵子さんの文庫本は、若い女性ではない小生も探しているので
すが、なかなか安い値段では見つけることができません。最近はあまり
熱が入らなくなっているのですが、中公文庫とかのものは確保しておくので
ありました。
 植草甚一さんのものは、83年くらいのものですが、これはしっかりと
押さえで購入をしており、いまでも架蔵しているのでした。このブログを
記すために、たしかあの場所にあったはずというところを確認しましたら、
一発で、この文庫本がでてきました。ほとんど読むこともなしで、購入する
ことに意味があったようです。その上で、植草甚一さんは、やはり文庫本は
似合わないなどといったりしてです。