同姓同名の話題

 小野俊太郎さんという大学の先生がいて、この人は小野二郎さんの息子で
あるという説が流布しているようです。いまほど、検索をしたところでは、
高山宏『超人高山宏のつくりかた』49pにあるが、高山の誤解である」と
ありました。この説を最初にみたのは「小谷野敦」さんのページであった
ように記憶しているのですが、取り違えてもしょうがないことで、ともに
59年生まれでありまして、しかも誕生日も近接しているのでした。
小野二郎さんの息子さんは5月25日うまれ、もうひとりの俊太郎さんは
3月だそうです。)
 「本の雑誌」2月号の「津野海太郎」さんの「サブカルチュア創世記」を
みていましたら、73年に創刊の雑誌「ワンダーランド」の目次が掲載されて
いるのでした。
「 アメリカ的な消費文化の大量受容。それを『アメリカかぶれ』とよぶなら、
『ワンダーランド』という雑誌が、かなり深みにはまった『アメリカかぶれ』
の産物だったことはあきらかだ。・・・。
 もし『ローリングストーン』との縁がつづいていたとしたら、おそらく
この雑誌はこの第三の『アメリカかぶれ』の線にしばられることになった
だろうが、よかれあしかれ、そうはならなかった。では、どうなったのか、
ご迷惑を承知で、創刊号のなかみを一挙大公開させていただく。」と
ありまして、このあとに目次が続くのです。

 「大型特別企画 ロックンロールは地球の嘆き」という特集のなかの
ロックンローラー・華のブロマイド全集」のコーナーに、ならんでいる名前は
 白石かずこ 湯村輝彦 河村陽助(ママですが、要助でしょう。)
 堀切ミロ  寺崎央  小泉徹  小野俊太郎 

 小泉徹さんは、ライターである北山耕平さんの本名でありますから、ここに
名前があがっているひとは、名前のしられたひとばっかしです。
そうすると、この最後の「小野俊太郎」さんは、誰のことでしょう。
 雑誌「ワンダーランド」は小野二郎さんの義弟である高平哲郎が関わって
いたものですから、この最後の「小野俊太郎」さんが、小野二郎さんの関係者で
あっても、いっこうに不思議ではないのですが、小野二郎さんの息子であると
したら、当時、14歳ということになりますので、このほかにも、小野俊太郎
という同姓同名の方が、ほかにもいたのでしょうか。