これまで一月くらいブログをつづけていて、小生が
ひいきにしている作家はちらっとでも名前をあげたのですが、
これまで登場していなかった人に堀江敏幸さんがいます。
堀江さんのことは、安原顕の仕事で知るにいたりました。
書評の名手であるとおもいましたが、学研文庫にはいった
ものが、はじめてのであいでした。このときに、小生と
ずいぶんと趣味があうなあと思ったのです。
あいかわらずで、この学研文庫のものがすぐにでて
きませんので、どの本をどのように書いていたのか、記憶から
とんでいるのでした。
小生のみるところでは、堀江さんのフランス物は山田稔の
後継を思わせ、王子駅のような下町ものは、小沢信男さんの
流儀であるように思うのです。
堀江さんは、「書かれる手」という評論集で長谷川四郎さんを
取り上げていますが、長谷川四郎さんをひいきにしていて
小沢信男さんに関心をもたないはずがなしと勝手に決めつけて
います。
小生のこれまでの観察では、堀江さんが、小沢さんについて
書いている文章はみておりませんが、きっと小沢さんのものを
読んでいるはずだからと小沢さんにもメールをしたことがあり
ました。
本日は、ちょっと遅い新年会でありまして、アルコールが
はいりましたが、ほとんど下戸に近い小生は二次会で居眠りを
していました。本日は、このへんでおしまいです。