06年みすず読書アンケート

 本日は、ちょっとおそい新年会でありまして、よっぱらって
帰宅したせいもあってブログの更新は難しいとおもっており
ました。
 よくしたもので、そういうときには助け船があらわれるもの
であります。
06年読書アンケートを特集していた「みすず」07年1月号が
届いておりました。
 これをねたにすれば、短いものくらいは、書くことができると
思われました。
 そんなわけで本日の話題は、アンケートであります。
 小生のアンテナにひっかかった数冊について、記すことに
いたしましょう。

 「長谷川四郎集」  影書房 06年

 シリーズ「戦後文学エッセイ選」の八巻目
 あと五巻で完結するが、松本昌治編集長の戦後にこだわる
執念である。長谷川四郎の空間のひろさがよくでいている。
 (評者は鎌田慧でありました。)

 これは、長谷川四郎さんお名前があったことがアンテナに
かかったのであります。

 
 「文学交友録」 庄野潤三 新潮文庫
    
 若い友人が古本やで見つけてくれた新潮文庫版で、久しぶりに
読み返し、特に「伊東静雄」の章にうたれた。この本は、
大人の本棚の一冊として復刊された「ガンビア滞在記」とともに、
私の好きな庄野の一冊

  (これの評者は、山田稔さんでした。)

 このアンケートの真骨頂は、はじめてきく作者のあげた
未知の分野の本があることで、相当に知的な刺激をうける
のでありました。