週末からお天気が続いていまして、庭仕事などもはかがいきました。
一度くらい本屋(新刊、ブックオフなど)に行きたいものと思っていましたが、
家人の旅行の切符を購入するために駅まで送った時に、近くの本屋に足を踏み入れ
ることができました。
今月の新刊で気になるものがあったのですが、そのうち文庫を手にすることがで
きました。最近は文庫本の値段も安くはないのでよほどでなくては買うことができ
ないことです。
とはいうものの、今月の二冊は買うしかないでしょうね。
一冊は中公文庫の新刊でありました。
亡くなったのは1987年とのことですから、昭和に生まれて昭和に亡くなっ
たデザイナーの絵がいっぱいはいった文庫本です。これの元版は1992年刊で
すから30年前のもの。
それにしても堀内誠一の人気恐るべしです。帯にはマガジンハウスのデザイン
ワークで知られるとありますが、渋沢の「血と薔薇」もそうでありますね。
カラーのイラストもふんだんに入っていて、これを読むと、旅行に出たくなるこ
とであり。
もう一冊は、気になる翻訳家によるエッセイ集
藤本和子さんのエッセイ集はこれまでにも文庫となっているのですが、買ったの
はこれが最初です。
藤本さんといえば、ブローティガンでありまして、もう何年も前に当方が有名な
作品を読んでいないといったら、これで読みなさいよと送ってもらったことがあっ
たのですが、その小説は、そのあとで文庫化されたにもかかわらず、いまだにうま
く読むことができていない。
そのたびに、この小説を送ってくれた人に申し訳ない気持ちになったしまい、そ
のせいか翻訳の藤本和子さんにもすまないという感じになるのでした。
この本には、ブローティガンにつながるエッセイはないかな