本日は久しぶりで野暮用にでかけることにです。旅の土産は紙ものでありま
して、主に松阪市で集めてきた展示施設のパンフなどを持参することにです。
その地でのお菓子などよりも、紙もの資料のほうを喜んでくれる人がいるとい
うのはありがたき環境であります。
本日にたずねて来てくれた人に、その資料を見てもらいましたら、彼は小津
安二郎の大ファンということで、松阪市立歴史民俗資料館2階の小津安二郎記
念館で配布の資料をことのほか喜んでくれました。ということで、本日は彼に
資料を贈呈することになりました。
読書家の彼と話をしていて、今回の旅の持参本は何かということになったの
ですが、彼からは松阪だから足立巻一さんの「やちまた」でしょうよと、まっ
とうな指摘であります。
当方が、今回は岩波文庫のプルーストの第七巻にしたと答えましたら、でき
るだけ一気読みするのがいいのだけどねとアドバイスです。ほんと、なかなか
作品世界に入り込むのに時間がかかりますからして、その世界に浸っていたほ
うが、あの文章は頭にはいるのにといわれました。
このアドバイスを受けて、すこし岩波文庫のプルーストに絞って読むことが
できればいいのにですが、そうは問屋がでありますね。
プルーストの読了まで3年の予定でスタートしたのですが、すでに一年半く
らいが経過しておりまして、まだ半分に達しておりませんので、これから相当
ペースをあげませんと、読み終えるときには後期高齢者になってしまいそう
であります。