行きつけの本屋へ

 本日の午前は雨のなか病院へと行って、検査の予約をすることにです。

 先日の健康診断で要再検査ということになりまして、その結果を持って病院

へと行くことにです。この年齢で、身体のどこにも問題がないということは考えに

くいので、せっかくの機会ですから、カメラによる検査を受けることにです。

来月中旬に検査の時間をとることができました。まだすこし先のことですが、予約

できただけで安心してしまうことです。

 本日の受診は、予約もなしでありますので、しっかり待つことを考えて文庫本

を持参することにです。どちらの本にしようかと、迷った末に携行したのは絲山

秋子さんの「夢も見ずに眠った。」であります。

 最初の受付のときには、本日は混んでいますので3時間くらいお待ちいただく

ことがあるかもといわれたのでありますが、文庫本1冊を読み終えるのに3時間

以上かかりますので、それはまったく問題なしでありました。

 結局のところ、診察が終わって会計を済ませるまでに2時間半くらいでありま

したので、文庫本のページも思ったほど稼ぐことができずです。

 この作品の主人公夫婦は、妻のほうが収入が多くて、夫は結婚の時に妻の

姓を名乗る(作中では婿入りと記しています)ということで、世間的にはちょっと

珍しいカップルとなります。

 妻が転勤となって、単身赴任で行く先が札幌ということで、話は急に身近な

世界になるのでありますが、本日までのところでは、このような記述しかありま

せんでした。

新千歳空港は冷え込んでいたが、雪は降っていなかった。荒れていなくて

よかった、と沙和子は思う。それから北海道の荒天や雪の量が、想像もつかない

ということに気がついて、すべてはこれから知るのだ、と思った。

 札幌まではJRで四十分ほどだ。何度か出張で行ったことはあるので、戸惑う

ことはない。」

 沙和子さんは管理職となって札幌に赴任するのですから、北海道の冬道を

自分で運転して営業にまわるなんてことはないのでしょうが、札幌を離れます

と戸惑うことも多くありそうです。このあとそんな話にはならないのかな。

 なによりも、北海道は広いし、JRの線路はつながっていても、走っている本数

が少ないですからね。

 ほとんど瀕死の状態の北海道の鉄道会社でありますが、ダイヤ改正のたびに

利用のハードルがあがります。北海道の時刻表を購入してお勉強をしなくては

です。