夜になっても気温下がらず

 本日の当地は、かろうじて最高気温は30度を下回ったのでありますが、もう

何日も気温の高い日が続いておりまして、本日は22時を過ぎましても25度を

切りません。

 このまちとしては最高に暑いことでありまして、ちょうど本日から夏祭りが

始まりましたので、お祭り会場に設けられているビアガーデンは賑わっているこ

とでしょう。

 とはいっても、このところこちらはコロナウィルスによる感染症に罹患する方

が増えていて、先日の入院治療で免疫が落ちていることもあって、しばらくは人

混みを避けるようにアドバイスを受けています。

 自宅にこもって窓を開け、扇風機で風を送って、すこしでも涼しいところに過ご

さなくてはいけませんです。最近では、このまちでも新築住宅の場合はエアコンを

設備するのは当たり前のようになっていますが、当方が自宅を持った40数年前に

は、まるで必要なしでありました。

 この40数年でどのくらい温暖化となったのでしょう。地球温暖化なんてのは

フェイクだという人たちもいるようですが、確実に進行していることです。

 本日は、昨日に届いた「みすず」8月号に掲載の松本俊彦さんの文章を読むこと

になりです。タイトルは「人はなぜ自らを傷つけるのか?」であります。

 松本さんが薬物依存症外来で出会う「さまざまな身体改造を施した人たちの集団」

についての考察となります。

 身体改造といっても、ジムでトレーニングをして筋肉モリモリとするというもの

ではなく、タトゥー、刺青、ピアス、リストカットの跡などなどでありまして、

世間的には、この改造をしていることは、マイナスにしかならないのですが、患者

たちは、どうしてそのような改造をするのかでありますね。

 このようなことから、松本さんは「自傷には『心の痛み」を抑える機能がるが、

その傷の痕跡にも、スカリフィケーションと同じ治癒的な効果があるように思えて

ならないのだ。」と書いているのでした。

 このくだりを目にしたときに、解散してしまったBiSHさんの「スパーク」のなか

に「痛みを痛みでこらえよう」というのがあったのを思いだします。

このうたの主人公も、すこし心を病んだ人でありました。