本日は図書館で一部の本の入れ替えを実施です。借りている西村賢太さんの
小説を返却して、また借りてきたのでありますが、返却期限が5月31日といわれ
て、今月の残りは2週間となったかと思った次第です。
そういえば、やはり図書館から借りている本には「五月の読書」なんてもの
もありました。当方の「五月の読書」といえば、どういうイメージでありま
しょうかなです。
高橋英夫さんは東京にお住まいでありますからして、当方とは気候が違うの
でありますが、「五月は屋外でも気持ちよく本が読める季節」とあります。
こちらの五月は、いまだ風が冷たくて肌寒いことが多く、屋外で気持ちよく
本を読む気分にはならないのですが、高橋さんは五月の屋外で読むに適した本
として、次のように書いています。
「庭ではむずかしい、理屈っぽい本は読めないし、読まない。あまり頭を使わ
なくてすむものが向いている。時々古書店から送られてくる古書目録が具合が
よく、画集や写真集もいい。」
高橋さんは五月の庭には黄色のモッコウバラが咲いていると書いていますか
ら、こちらでバラが咲く頃の時期を重ねればよろしいのでしょうね。
となると七月にはいったころでありますか、この時に、屋外で読書というと、
何が向いているでありましょう。
この近くでは、ほとんど庭で読書をしている人を見かけたことはないのであ
りますが、数年前に京都に遊びに行った時に、すぐお向かいのお宅のご主人
さんがデッキチェアに腰かけて、本を読んでいるのを目撃しました。
聞くところによりますと、その方は元大学教授であったとかで、どうりで本を
読むスタイルが板についていたことです。何を読んでいたのかはわからずです
が、ポケミスとか文庫本でなかったのは確かであります。