追っかけ旅 3日目でありますが、こちらは朝から仙台をめぐることになり
です。本当は宮城県立美術館へと行きまして、洲之内コレクションなどを見物
するつもりでいたのですが、先日に発生した地震のために休館となってしまい、
今回は足を運ぶことができずです。残念ですが、これは仕方がありません。
ということで、仙台文学館のほうに足を運ぶことになりです。今は常設展し
かないのですが、それでもまったく問題なしで、展示を見物することになりで
す。大きくスペースが取られていたのは、井上ひさしさんで、仙台で育った
井上さんは文学館の初代館長をされていたとのことです。井上さんは作品が
多いですし、戯曲と小説の分野で活躍されましたので、もっとスペースがあっ
てもいいかと思ったりです。戯曲を書くにあたってのプロットとか、作品の
時代背景を年表に整理したりのところが、ご本人の自筆で目にすることが
できたのはありがたいこと。(ここでは遅筆堂文庫の資料などを入手するこ
とができて、ここものぞいてみたいと思ったことです。)
そのほかでは、まんが家のいがらしみきおさんのスペースが面白くて、
いがらしさんをテーマとした企画展をやられたとかで、そのときの図録を
購入することにです。(この図録は、いがらしみきおさんに縁のある方への
プレゼントにするため)
いがらしみきおさんのコーナーだけは、写真撮影が許可されていて、ここの
ところをパチリとしました。
展示のほかには図書資料などもすこし開架でありまして、こちらは手に取る
ことができて、しばし座って見ることになりです。文芸誌などもありまして、
ここに「文學界」の西村賢太さんの連載の最終回となったものがありましたの
で、それを見ることにです。これからは、このような悪態をつく文章を目にする
ことができないのだなと、すこし寂しくなることにです。
文学館をでましたら、すぐにある牛タン屋さんにいって見たのですが、ちょう
ど昼食時になっていて、行列ができていまして、ありつくまでに一時間ほども
かかるらしいとのことで、ここでは断念し、移動することにです。
そのあと無事に牛タンにありついて(年をとると牛タンを食するのは難しくな
りますが、さすが本場でありまして希少部位で柔らかいものを提供してくれてい
ます。)、牛タンは仙台に限るであります。
あと仙台で足を運ぶのは、メディアテークと「火星の庭」でありますが、どち
らも定禅寺通というのにあって近そうなのですが、歩くとすこし離れていました。
今回の追っかけ旅で訪問した古書店は「火星の庭」のみであります。
なにか記念になるものはないだろうかと思っていたら、ちょっと荷物になるの
ですが、ほしいと思っていたものがありました。しかも相当にお安くでありま
す。ありがたく購入させていただくことにです。
この本をほしいと思ったのは、以前にも記しているのですが、矢川澄子さんと