先日に三回目のワクチン接種券が届きまして、コールセンターを通じて申込み
をしたところ、本日の午後の枠を確保することができました。
というわけで、本日は自宅から30分ほどのところにあるクリニックへと足を
運び、無事に三回目の接種を受けることができました。過去二回もこのクリニッ
クでありますので、特にかかりつけ医をもたない当方には、ここが一番親しい
クリニックとなりました。
接種を受けた日は、激しい運動は避けるようにとのことですから、本日は
トレーニングはお休みしまして、自宅で静かに過ごしておりました。
おかげで、先日から読んでおりました村田喜代子さんの「エリザベスの友達」
は最後のページにたどりつくことができました。村田さんはすごいな、この作品
はいろんな読み方ができることでありまして、当方はすっかり感心してしまいま
した。
作中の母親の年齢が当方の母と同年であったり、認知がはっきりとしなくなっ
ている世界のことが描かれていることも、興味をよびましたです。
超高齢者の生きている世界に魅力を感じることでありまして、このように生きる
のであれば、認知がはっきりしなくなることも恐れることはないかとも思うこと
です。作中の母親は、娘二人がいて面倒をみてくれているのを割り引いてもです。
作者がこの作品を書くために参考にした一冊として六車由実さんの「驚きの
介護民俗学」(「医学書院」刊)があがっていました。さもありなんです。